こんにちは、森です。
「海外移住、興味があります!
でも失敗したくないんですけど…」
って質問をよくもらいます。
今日は僕自身の経験から
海外移住のリアルな話
をしたいと思います。
僕は基本はロシアを拠点に
子育てをしながら、
たまにドバイや東南アジアの国々にも
1ヶ月くらい短期滞在してきました。
その際に現地では何組もの
日本人家族とも会い、
「実際どうだった?」
というリアルな話も
たくさん聞いてきました。
そんな僕のもとには
よくこういうメッセージが届きます。
「森さんって、どうしてそんなに自由に
海外暮らしできてるんですか?
コツあります?」
うん。コツ、あります。
ただ、すごくシンプルです。
海外移住って、
「お金」
「準備」
「考え方」
の3つが整ってないと
だいたい失敗するんですよね。
夢見て飛び込む前に
ちょっとだけ現実を見ておくこと。
それが移住を成功させる
第一歩だと思ってます。
「失敗して帰国しました…」を何度も見てきました。
まずこれだけは
先に伝えておきたいんですけど
海外移住は簡単じゃないです。
正直、途中で、
「もうダメかも…」
って海外生活を辞める人たちを
たくさん見てきました。
・仕事が続かない。
・生活費が高すぎる。
・子どもの教育に困る。
・孤独になる。
そういうリアルな理由で
結局帰国してしまう人が
結構多いんですよね。
じゃあ、
失敗しないために
何を準備すればいいのか?
僕なりの結論は、この3つです。
1. 「日本人としての当たり前」を手放す勇気
僕がロシアに来て
一番最初に衝撃を受けたのが
車の価格でした。
たとえば、
トヨタ・RAV4
スバル・フォレスター
マツダ・CX-5
三菱・アウトランダー
2019年頃の話なので
日本で買うとそれぞれ
値引き後は250万円程度。
ですがロシアの場合は
どれも最低でも400万円〜。
ランクルプラドに至っては
日本だと当時320万円くらいが
ロシアだと600万円以上しました。
こんな感じで
日本よりもかなり高いのですが…
日本人だったら思うわけです。
「やっぱり日本車が安心だよね」
「移住したんだから、車くらいは
しっかりしたのに乗りたい」
って。
でも、
僕が実際に買ったのは
100万円ちょっとのルノーの新車。
しかもびっくりしたのが
後部座席の窓が手動式だったこと(笑)
「えっ、まだ手動あるんだ…」
って、ちょっと笑っちゃいました。
でもその分、お金はガッツリ浮いたし
浮いた資金でマンションを購入して
それが資産になったんです。
「日本人ならこのくらい当たり前」
って感覚を手放せた人から
海外生活はラクになります。
逆に日本製品、日本食など
日本クオリティにこだわると
かなり生活コストが高くなる。
コレは海外在住者の中では
一般常識なようです。
2. 教育費は「無料じゃない」が海外の常識
子どもがいる家庭あるいは
将来ほしいと思ってる人には
これも大事な話です。
海外だと、
日本人学校もインター校も私立扱いで
ガッツリお金かかります。
🇹🇭 タイ(バンコク日本人学校)
入学金:160,000 バーツ(約 68 万円)
授業料(月額):約 19,467 バーツ(約 8.3 万円)
🇲🇾 マレーシア(クアラルンプール日本人学校)
入学金:約 3,000 リンギット(約 9 万円)
授業料(月額):約 1,000 リンギット(約 3 万円)
🇮🇩 インドネシア(ジャカルタ日本人学校)
入学金:約 20,000,000 ルピア(約 18 万円)
授業料(月額):約 3,000,000 ルピア(約 2.7 万円)
🇵🇭 フィリピン(マニラ日本人学校)
入学金:約 100,000 フィリピンペソ(約 27 万円)
授業料(月額):約 20,000 フィリピンペソ(約 5.4 万円)
🇦🇪 ドバイ(ドバイ日本人学校)
入学金:約 5,000 ディルハム(約 20 万円)
授業料(月額):約 1,400 ディルハム(約 5.6 万円)
あくまで、日本人学校で
ローカル校ではありません。
コレ以外にも
寄付金、スクールバスなど
年間で数十万円かかると思います。
それにしても
バンコクが以上に高すぎですね…
たぶん、
海外駐在のお子さんが
通うっていうパターンが一般的で
会社が払ってくれることが
多いんだと思います。
さらにインター校となると
日本人学校以上に教育費が
かかることも珍しくありません。
もちろんリーズナブルな
インターナショナルスクールも
探せばあります。
ただ、
教育にこだわる親ほど
「せっかくなら質の高い学校に
通わせたい」と思うもの。
そうなると、
年間100万円以上の出費は
覚悟しておいた方が
いいかもしれません。
ちなみに、
僕ら夫婦が話し合った結果、
・日本語
・英語
・ロシア語
この3言語教育を重視しながら
教育費をなるべく抑える
戦略を立ててます。
たとえば、
「年に3ヶ月だけ日本に帰って
幼稚園に通わせる」
みたいなこともしてます。
海外では、
“教育費”は準備しておかないと
一気に家計を圧迫します。
3. 稼ぎ方を「どこにいてもOKな形」にしておく
正直、ここが一番大事です。
現地で働こうとしても
ビザや言葉の壁、文化の違いもある。
だから、僕は日本語だけで
完結する仕事を持ってます。
・オンラインコンサル
・ブログ
・YouTube
・海外法人を使った収益の受け取り
これがあるだけで、
「どこに住んでも生活できる」
っていう自信になるし
子どもの教育方針にも
柔軟に対応できるようになります。
稼ぎ方が固定されてると
場所も時間も自由にならない。
「収入源=人生の自由度」
って、ほんとその通りだなと思ってます。
最後に:海外移住って、人生の選択肢を広げる手段だと思う
そもそもですが
僕は、
「海外に行けば幸せになれる」
とは思ってません。
でも、
「自分らしく生きるためのヒント」
が海外にはたくさんあると思ってます。
・生活コストを下げて自由な時間を増やす
・子どもに多言語を学ばせる環境をつくる
・自分だけの働き方をつくる
それって、どれも、
「海外じゃないと無理」
ってわけじゃないけど
海外のほうが“思い切れる”
空気があるんですよね。
だからもし海外移住に興味があるなら、
「お金」「準備」「考え方」
の3つを見直すところから
始めてみてください。
あなたの人生が
少しでも自分らしいものになるように。
そんな願いを込めて
今日はこの辺で。
ではまた!