「思い立ったら即出発!」突発的家族旅行で気づいたこと

旅する暮らし

こんにちは、森です。

今日はちょっと
肩の力が抜けるような
話をしたいと思います。

昨年末、僕は家族と一緒に
ドバイに行ってきました。

でもその旅はいわゆる、

「計画された旅行」

ではなく完全なる突発的な旅。

昼に、

「ドバイ行く?」

って話してその夜には
飛行機に乗っていました。

僕にとって、こういう
“思いつきで動ける自由さ”こそが
自分の人生に必要なもので、

そして子どもたちにも
こうした「決断して動く力」を
見せていきたいなと思っています。

 

1. 光に飢えたロシアの冬、心が動いたあの瞬間

旅のきっかけは
本当に些細なものでした。

たまたま見ていた
何かのYoutubeの動画。

何のチャンネルかは
すっかり忘れてしまいましたが…

その映像に映っていたのは
どこかの国の青い海と
燦々と輝く太陽。

それを見た瞬間
僕の心は一気に動きました。

そのとき僕たちは
マイナス20〜30度のロシアに
いたんです。

外は銀世界で美しくもありましたが
何よりも厳しいのは“日照不足”。

ロシアの冬って
1ヶ月以上太陽を見ないこと
なんて当たり前で、

冬の3ヶ月で太陽が出るのは
ほんの6〜7日くらい。

室内は24度あって
Sofia(長女)はパンツいっちょで
走り回ってるくらいなんですけど。笑

それでも体も心も光に飢えてる。

「どこか太陽のある場所に行きたい」

それだけの理由で
僕の心はもうドバイに向かってました。

 

2. 思い立って6時間後に空港、ドバイへ

「ドバイ行くか」

と妻に話したとき
最初の反応は、

「え、お金大丈夫なの?」

でした。

確かに、当時の口座残高は
決して余裕があるわけじゃなかった…

でも、

パソコンで航空券を調べてみると
当日の片道が1人15,000円。

家族4人で6万円。

「……これなら頑張れば
なんとか行けるかな」

と即決して、予約完了。

そこから一気に動きました。

保育園に子どもを迎えに行く前に
急いで荷造りして、ピックアップして
そのまま空港へ。

思い立ってから6時間後には
空港に立っている。

そんな旅、久しぶりで
心がワクワクして仕方なかったんです。

実はこういう“突発旅”は
ドバイだけじゃありません。

以前にもにたようなことがありました。

週末に、

「もっと楽しいことしたいね」
「じゃあ、モスクワでも行こうか?」

そんな会話から
その場で決めて出発したことが
何度かあります。

車で行ったり
飛行機で行ったり
夜行列車で向かったことも。

ちなみに車で行くときなんて
準備時間はたったの30分。

荷物をポンと放り込んで
そのままGO。

予定を立てずに動く旅って
やっぱり楽しいんです。

どこに住んでいても、それは同じ。

日本でも、他の国でも。

たとえば、

金曜の夜にふと思い立って
安めのホテルをサクッと予約して、
そのまま車を走らせて家族旅行に出かける。

そんなのも、ぜんぜんアリなんです。

実際やってみると
真っ暗な高速を走ってるだけなのに
なんだか冒険してる気分になってきて
ワクワクしてくると思います。

僕は、こういう
“突発的な旅”が大好きです。

 

3. 優しさと太陽がくれたもの

ドバイでの数日は
まさに心も身体も
“光を浴びる時間”でした。

・100万km走行のトヨタ・カムリに出会ったり
・GT-Rを乗り回す若者に驚かされたり
・イラン料理店でたまたま隣に座った家族が、僕の食事代を全額払ってくれたり

「日本人です」と言っただけなのに
何も見返りを求めない親切に触れて
胸が熱くなりました。

ホテル代は年末のハイシーズンで
通常300ドル以上。
(4〜5万円が当たり前。)

でも、当日割引を活用して
100ドル以下の宿を見つけては転々とし
ビーチへはタクシーで1,200円くらいの距離。

少しの不便も
旅の一部として楽しめました。

何より、太陽の下で
子どもたちが笑ってる姿を見て
ふと思ったんです。

「これこそが自由だ」

と。

不安がゼロだったわけじゃないし
お金も潤沢ではなかった。

けれど、動いた先には
想像を超える出会いや体験が待っていた。

「自由」は、豪華なホテルや
ファーストクラスじゃなくて
こういう“瞬間”に宿ってるんだな
と心から感じました。

 

おわりに − 自由は、行動の先にある

10年前の僕は、ただの会社員でした。

平日は毎朝決まった時間に起きて
がむしゃらに働いて週末を待つ生活。

でも今は、思い立ったら
すぐ行動できるようになった。

それは別に、

ビジネスが成功したからでも
収入が増えたからでもなく、

これは、失敗や後悔も
たくさん重ねてきた中で
ようやく身についた
“選ぶ力”なのかもしれません。

お金があるかどうかより
行くか行かないかより、

「決めるかどうか」

が重要かなって。

またこんな感じで
旅することを続けていけば
さらに、

・行動力
・決断力

この両方が磨かれて
お金は勝手についてくる。

こうも思いますね。

子どもたちにも
そんな柔らかいフットワークと
ちょっとした勇気を持った人に
なってほしいなと思います。

今日はただの旅の話でしたが、
こんな生き方もあるんだなぁと
少しでも感じてもらえたなら幸いです。

それでは、また。