こんにちは、森です。
「与沢翼さんが覚醒剤を使用を告白」
「家族は日本へ帰国、離婚の危機も…」
というニュースを見てびっくりしました。
もちろん、本人のSNSでの発信が元なので
どこまでが本当なのかは不明ですが…
僕自身、
与沢さんと面識があるわけではないですが
僕もドバイの移住ビザやIDも持っていますし、
与沢さんが部屋を所有している世界一高いビル
ブルジュ・ハリファに暮らす友人の家にも
何十回と遊びに行ったことがあります。
ビラの近くも、車で何度も通ったことがありました。
昔は“ギラギラ系”の印象が強くて
正直そこまでいいイメージを持っていませんでした。
でも最近の与沢さんは
タイやドバイで家族と過ごす穏やかな生活
堅実なビジネスの様子が伝わってきて、
「バリバリビジネスしながら
家族ともいい関係を築けるってスゴいなっ!」
と感じていました。
そんな矢先の報道だったので
驚きとともにあることを強く思い出しました。
ドバイは「住むだけで100万円かかる」街だった
ドバイって、とにかくお金がかかるんです。
特に家族で住むとなると
生活費は月100万円なんてザラ。
実際に僕の知り合いや、妻(ロシア人)の知人家族も
平均して月1万ドル(約140〜150万円)
ほどかかっているのが現実。
イコール、一般庶民感覚で
気軽に暮らせる街ではないんです。
僕自身何度も実際にドバイに住んだ場合を考え
シュミレーションしてみたのですが…
家賃だけで最低30万円。
子ども2人の保育園や小学校で月20〜30万円
食費で10万円、車の維持費で10万円…。
これだけで60〜70万円。
これに娯楽、旅費など入れたら
間違いなく100万円は超えます。
ちなみに、
インド人やフィリピン人が住む
ローカルエリアに暮らせば、
確かにコストは抑えられます。
でも、
日本人が「家族で安心して快適に暮らす」
となると現実的に難しいと感じました。
実際、この生活コストの高さが理由で、
僕らはドバイに住むのをやめました。
たとえば、
現在僕らが住んでいるロシアの場合は
田舎町なら生活費は月10万円以下。
地方都市の中心エリアでも
月20万円程度で快適に暮らせます。
しかも、
ロシアの場合は保育園、学校、医療費が完全無料。
この恩恵は本当に大きいんです。
「ドバイで月100万円」か、「ロシアで月10万円」か。
僕たちは迷わず、後者を選びました。
稼ぎよりも、家族との“生活の質”を優先した
もちろん僕にも、
「ドバイで暮らせるくらい稼いでいた時期」
がありました。
その時は、仕事に100%フォーカスして
全力で走っていました。
でも、子どもが生まれてから想像したんです。
「このままの働き方で、家族との時間は取れるのか?」
「生活レベルを維持し続けるために、どれだけ働き続けるんだろう?」
って。
そこで僕は、
「年収が上がっても生活水準は上げない」
という選択をしました。
サラリーマン時代の給与
年収500万くらいを基準に生活する。
それによって、「稼がなきゃいけない!?」
というプレッシャーが減り精神的にも楽になった。
結果的に、夫婦関係もうまくいき
子どもと遊ぶ時間も増え
家族旅行にも行けるようになりました。
僕はこれが、「本当の豊かさ」だと思っています。
高級な暮らしと、家族のすれ違いは紙一重
実際にドバイでは
ラグジュアリーな生活をしていた人が、
「夫婦関係の不和や経済的な理由でドバイを離れていく」
というケースをこの目でたくさん見てきました。
(もちろん、全員って訳では無いですが…)
表立っては語られないけど
風の噂で、
「◯◯さん、最近大変みたいだよ」
なんて話も珍しくありません。
そういった人たちの共通点は
やっぱり、
“月100万円以上の生活コスト”
そして、それを維持するために、
「仕事をバリバリ頑張りすぎて」
心の余裕がなくなっていく。
特に自分でビジネスをやっていると
浮き沈みがあるのは当たり前。
ストレスがたまり、
夫婦の会話が減り
子どもとの時間も減る…
結果的に家庭の問題が増え
仕事にも影響が出る…。
そんな負のサイクルに、たくさんの人が
巻き込まれていくのを見てきました。
もちろん、
何か大きなプロジェクトに取り組む時期は
集中して仕事に没頭する時も必要でしょう。
でもそれが、
「常に続く状態」になってしまうと
どこかでバランスが崩れてしまう。
だから僕は、お金を追い求めることよりも
「今の暮らしに満足できているか?」
という実感を大切にしています。
まとめ:本当の豊かさって、なんだろう?
今回のニュースを見て、改めて思いました。
見える世界がどれだけきらびやかでもその裏では
どんなプレッシャーや
孤独と戦っているかは分かりません。
僕が選んだのは、
“質素だけど自由で満ち足りた暮らし”。
年収に合わせて生活水準を上げるんじゃなくて
あくまで、
“自分たちの価値観”で暮らしを組み立てていく。
その方が長期的に見てずっとラクで
ずっと幸せなんじゃないかと
僕は思っています。
コレ、共感してくれる人はきっと
多いんじゃないかなと思います。
でも、
もし贅沢な生活にあこがれている人がいたら
一度「高コストな暮らしのネガティブな側面」
も想像してみてほしいです。
必要以上に稼がなければいけないことや
家族とのすれ違い、プレッシャーの連鎖…。
見えない“代償”に気づけたとき
本当の意味で、自分に合った豊かさが
見えてくるかもしれません。