【旅育・放任主義・しつけ・言語教育】我が家の子育て方針4選

こんにちは、森です。

今回は子育て教育について
ご質問をいただきました。

子育て教育についてご教示頂きたくお願い申し上げます。
 
当方は現在5歳と1歳の子育てをしておりますが、以下項目でお答え頂けるものだけでも結構ですので宜しくお願いします。
 
・自身が親から受けてきた教育の中で、自身の子供にも引き継いでいる事はありますか?
・こういうケースが生じた時は叱るというものはありますか?
・習い事は何かさせていますか?
・子供の教育で奥さまと話し合う時間を日々の中で設けたりしていますか?
 
少し抽象的な書き方になってしまい申し訳ありません。

ひとつずつ返答はしていきますが
正直、

僕たちもまだ
長女5歳、次女2歳の
子育て
真っ只中で、毎日が手探りです…

(ビジネスの話なら
10年やってきたので
ある程度お話しできる
自信はあるんですが…)

なので、

「これが正解です!」

なんてことは言えませんが
今の僕らの考えや
日々の体験を正直に
お伝えできたらと思っています。

同じように悩んだり
迷ったりしている方の
ちょっとしたヒントになれば
嬉しいです。

目次

自身が親から受けてきた教育で、自身の子どもにも引き継いでいることはありますか?

はい、いくつかありますが
主にこの2つですかね。

・家族旅行
・基本は放任主義

その中でも大きなものの一つが
「旅を通じた学び」だと思っています。

書籍にも詳しく書きましたが、

僕の両親は、父がサラリーマン
母が専業主婦、時々ピアノ講師
そんな家庭でした。

年に3回ほど
長野県・蓼科にある会社の保養所に
連れて行ってくれたんです。

宿泊料金は格安で
朝夕食付きで大人一人
4000円程度だったと思います。

安いから年3回も行けたのかと。

高速道路料を節約して
がんばって下道を走ったとか…

ちなみに、

今はもう取り壊されてしまいましたが
僕にとっては忘れられない
思い出の場所です。

標高1000メートルを超える自然の中で
夏でも涼しくて、空気が澄んでいて
夜は肌寒いくらい。

名古屋の蒸し暑さとは全く違う世界で
虫の声や森の香りに囲まれながら
過ごす数日間が、何より楽しみでした。

あの蓼科での体験が
自分の、

「旅っていいな」
「知らない場所に行くって面白いな」

という原体験になったのは
間違いありません。

そして、今ふり返ってみると
僕の兄弟もみんな
旅行をとても大事にしています。

弟は子どもがいないこともあり
年に1〜2回はヨーロッパや
アメリカへ旅行したり、

仕事の出張でもあちこち
飛び回っています。

他の親戚や友人と比べても
明らかに「旅する頻度」
は高い方だと思います。

それはたぶん
あの蓼科での自然体験や
非日常の中での家族の時間が、

僕たち兄弟の価値観に
深く染み込んでいるから
だと思うんです。

そのため僕は子どもたちにも
積極的に旅を経験させています。

海外を一緒に回ったり
日本でもいろんな場所に滞在しながら、

その土地ごとの文化や人の優しさ
美しさ、時には不便さも含めて
体感してもらっています。

旅をすると、

いつもと違う環境に身を置くことで
頭の中が柔らかくなるんですよね。

「これが常識だ」
「こうあるべきだ」

という考え方がほどけて
柔軟な視点を持てるようになる。

そして、自分と違う考え方や
生き方があることを知ると
他人への理解も深まります。

これは僕がビジネスをやる上でも
人生を楽しむ上でも
とても大きな財産になっていますし、

それを次の世代に引き継げたら
こんなに嬉しいことはありません。

ですので、僕の中では
「旅=教育」でもあります。

学校の勉強だけが教育じゃなくて
「人生そのものが学び場だ」
という感覚ですね。

親から自然と教わったこの価値観を
これからも子どもたちに
伝えていきたいと思っています。

あとは、僕の両親はかなり
「放任主義」でした。

いわゆる「勉強しなさい」
と言われたことは一度もなく
大学に行けというような
強制もありませんでした。

実際に僕は大学には
進学していません。

でも、今の生活には基本的に
満足できているので
僕としては同じで良いのかな
そう感じています。

また、そうした自由な環境の中で
自分で考えて行動する力が
育ったと感じています。

そのため、僕自身も子どもたちには、

「自分のやりたいことを見つけて
自由に進んでほしい」と

考えており、必要以上に
干渉しないよう心がけています。

こういうケースが生じた時は叱るというものはありますか?

もちろんありますよ。

YouTubeの映像を
ご覧になってると思いますが…

映像では子どもたちの
笑顔や楽しい瞬間ばかりを
映しています。

でも、

実際には日々いろんな場面で
叱ることもあります。

例えば、

スーパーなどで「おもちゃを買って!」
と駄々をこねたり、

「アイス食べたい!」と
泣いたりすることもあります。

そうしたときに
ただわがままを通そうとしているなら
しっかりと「それはダメ」と伝えます。

僕たち夫婦の中で大事にしているのは
「筋が通っているかどうか」
という点ですかね。

旅行中とか何か頑張ったご褒美に
アイスを買うならOK。

でも何も理由がないわがままは
「我慢を教えるチャンス」
だと捉えています。

泣くこともありますが
しばらくすれば自分で気づいて
「やりすぎたかな」
と反省する姿を見ることもあります。

習い事は何かさせていますか?

ロシアにいるときは
ダンス教室やお絵かき教室などに
通わせています。

向こうでは1時間500円くらいで
受けられる教室も多く
気軽に参加できる環境が
整っているため
積極的に体験させていました。

ただ、

日本に滞在する期間が
数ヶ月と短いため
日本で習い事に通わせるのは
現状難しい状況です。

そのため日本では
特定の習い事には通っていません。

子供の教育で奥さまと話し合う時間を日々の中で設けたりしていますか?

僕たち夫婦の間で
最も大事にしているのは、

「3ヶ国語(日本語・ロシア語・英語)」
を話せるようになることです。

それが将来の武器になる
そう信じているので
言語教育を最優先としています。

そのため、

あるていど教育方針は
決まっているため
頻繁には話し合っていないです。

また周囲からは、

「数学が得意なら、進学校を目指しては?」

というような意見を
もらうこともあります。

実際に、ロシアでは
エリート育成校みたいなのが
普通にあります。

でも、現時点ではそういう
エリートコースよりも
言葉の習得に重きを置いています。

もちろん、

今後子どもたちの希望や才能が
明確に見えてきたときには
その道を応援していきたいと
思っていますが、

夫婦の中では今のところ
「言語を軸にした教育」と
いう方針で一致しています。

子どもの完成が磨かれる

最近、子どもたちを
旅に連れていく中で気づいたのは
「ホテルの空間」に対する
反応の違いです。

たとえば、

ラグジュアリーなホテルに泊まったとき。

内装がおしゃれで
空間づくりが美しい場所に入った瞬間
子どもたちは目を輝かせて、

「わぁ!すごい!きれい!」

って大喜びするんですよね。

空間のセンスって
きっとこういう経験から
自然と磨かれていくんだな
そう思いました。

逆に、トランジットなど
ただ寝るだけに止まる宿の場合は
反応はなくて。笑

やっぱり小さいうちは
目に見える美しさ
整った空間に強く反応するみたいです。

こうやって旅先のホテルひとつでも、

「美しいってこういうことなんだ」
「整った空間って気持ちいいんだ」

って、少しずつ感覚が
育ってるんだなと感じています。

 最後に少しだけ補足を

子育てって、

本当に思い通りにはいかないこと
ばかりですよね。

僕たちも、コロナや戦争の影響で
4年近く日本に帰国できず、

当初描いていた教育プランを
大きく見直すことになりました。

こんな時代だから大事にしたいのは、

「柔軟に対応する姿勢」

と、

「大きくブレない軸」

を両立させていくこと。

この2つをしっかり持っていれば
たとえ予想外のことが起きても
ぶれずに前に進める。

子どもたちにとっても
これからの時代には特に
必要な考え方なのではないかな
そう感じています。

もちろん、

思い通りにいかないことは
日常茶飯事ですし
大変なこともたくさんあります。

でも、そんな中でも
子どもがちょっとした
成長を見せてくれる瞬間があったとき、

「あぁ、子育てしててよかったな」

って、思えるんですよね。

普段、仕事や家事に追われていると
どうしてもそういう感覚を
忘れてしまいがちですが、

だからこそ僕自身
日々意識していることがあります。

それは、

「どうやって少しでも早く
仕事を終わらせつつ同じ結果を出すか。
そして、どう時間をつくるか?」

バランス取るのはかなり至難の業ですが
これが、僕の中での永遠のテーマです。笑

と、色々と書きましたが
正直、

僕らは完璧な親とは程遠いけど
少しでも良い親になれたら良いな
そう思いながら日々すごしてます。

この記事を読んで、

同じように子育てに奮闘されている方が
少しでもホッとしたり
参考になったりしたら嬉しいです。




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