こんにちは、森翔吾です。
「自由に生きたい」
「時間や場所に縛られず、好きな仕事をして
家族との時間も大切にしたい」
そんな理想を描く人が今の時代
どんどん増えてきているように感じます。
実際、僕自身もそうでした。
朝の満員電車に揺られ
上司の顔色をうかがいながら働いていたサラリーマン時代。
ふとした瞬間に思ったんです。
「これって、本当に自分の人生なのかな?」
と。
自由に生きたい。
自分の力で、自分の人生をコントロールしてみたい。
そう思い、29歳で会社を辞め、起業の道を選びました。
会社を辞めたあの日、心から思ったのを今でも覚えています。
「これで、ようやく自由になれる!」
ところが――
それは、長くて深い“現実”の始まりでした。
自由を手に入れたと思った瞬間、すべてを失う
会社を辞めたとき
僕は、
「これで自由だ!」
と思いました。
朝も早起きしなくていい
満員電車も乗らなくていい
上司の顔色も見なくていい。
場所も時間も縛られない毎日が始まり、
「ようやく、自分の人生を生きられる」
と心が躍っていました。
でも、現実は甘くなかった。
サラリーマン時代、
当たり前のように
毎月振り込まれていた安定収入が
ある日を境にパタリと止まる。
会社の肩書きも
社会的な信用も
保証も…
すべて手放すことになりました。
確かに、
時間的には自由です。
けれど、
精神的にも金銭的にも、不安の連続でした。
いざ無職になってみると
自分の人生をコントロール
できている感覚はまったくなく、
「本当にこれで良かったのか?」
と自問自答する毎日が続いたのです。
起業の初期は、むしろサラリーマン時代よりも不自由
そこから英語を学ぶために
フィリピンに行き
帰国後は物販ビジネスをスタート。
当初の資金は100万円ほど。
仕入れであっという間に現金は消え
すぐに在庫に変わっていきました。
あるときは、
販売していたカメラ商品が
すり替え詐欺にあい
40万円もの損失を出しました。
貯金も底をつきかけ
精神的にもどん底に。
その時期は現実逃避するように
Netflixを見たり
YouTubeをだらだら眺めたり
していたこともありました。
でも、
そんな時間も長くは続きません。
「このままでは終わってしまう」
という焦りが、僕を再び
パソコンの前に引き戻しました。
当時は毎日14時間、ただひたすら作業。
1人で考え、1人で行動し、1人で失敗する。
誰も教えてくれないし、誰も助けてはくれない。
起業とは、孤独と向き合う作業そのものでした。
サラリーマン時代の方が
よっぽど気楽だったとすら
思う瞬間もよくありました。
仕事ができなくても
誰かがフォローしてくれる。
有給休暇もあるし
数日休んだところで給料が減るわけでもない。
でも起業は違います。
体調を崩せば、収入もゼロ。
サボればサボった分、未来の売上に響く。
すべてが「自己責任」の世界でした。
最初の3年間は、自由を求めず“耐える時間”だと思ってほしい
そんな日々を3〜4年ほど続けた頃
ようやく自分のビジネスが形になり始めました。
徐々に収入が安定し、
「来月どうやって生活しよう…」
という不安も減っていきました。
気づけば、自由な働き方が
少しずつ実現していました。
好きな時に旅に出て
家族と過ごす時間も
確保できるようになったのです。
だからこそ
今これを読んでいる、
「これから自由を目指したい人」
に伝えたいのは、
“最初の3年間は自由じゃなくて当たり前”
という覚悟を持ってほしい
ということです。
多くの人は、
いきなり自由を求めすぎてしまいます。
好きなことだけをして
気の向いたときだけ働いて
という理想を描いてしまいがちです。
でも現実は、
最初の3年間は“地道な積み上げと我慢”
の連続です。
もちろん、
気分転換の旅行や小さな息抜きは必要です。
けれど、そこに甘えすぎると
軌道に乗るのがどんどん遠のいてしまいます。
僕があの時「自由」を一旦捨て
目の前のことに全力で集中したからこそ
今、ようやく自由を“選べる”
立場になれたのだと思っています。
最後に
今、僕は海外に住みながら
家族と豊かな時間を過ごしています。
起業してもうすぐ10年。
最初は大変だったけど
あの大変だった3年間がなければ
今の自分はありません。
自由な人生を手に入れるには
まずは「自由を捨てる」覚悟を。
それが、遠回りに見えて最短の道だったと
僕は今、心から思っています。