こんにちは森です。
つい先日、長女のSofiaと一緒に
ベトナムを旅してきました。
日本を離れて約1週間
ある日の夜中。
僕はホテルの部屋で
パソコンに向かって
仕事をしていたんです。
そしたら、
隣で寝ていたSofiaが
寝言を言い出したんです。
「パパ、これおいしいね。
あれも食べたい!ムニャムニャ」
そんなふうに、楽しそうに。
ポイントは、
「日本語」
だったってこと!
僕にとっては
信じられないような瞬間でした。
というのも、
Sofiaはつい2ヶ月前まで
日本語をまったく話さなかったんです。
実は5年間ずっと、
「なぜ日本語を話さないんだろう…」
と悩んでいました。
「日本人の子なんだから
日本語を話してほしい」
と思って、
1年くらい絵本の読み聞かせを
してみたこともありました。
でも全然効果がなくて……。
そもそも、
ロシア語も話し始めるのが
遅かったので途中で
「まずはロシア語に専念」
と方向転換したんです。
だから、
日本語教育はある意味
諦めていました。
そんな中での一時帰国。
娘とふたりで日本に戻り
幼稚園に通わせました。
最初の1ヶ月でそこそこ
日本語を話し始めましたが、
「わかんない、いやだ」
とロシア語や英語が
混ざった反応ばかりが多かった。
でも、
2ヶ月目に入ったころから
一気に変化を感じました。
いつの間にか日本語だけで
話すようになっていたんです。
その変化を感じていた矢先に
聞いた寝言が、
「これおいしいね。むにゃむにゃ」
もう、無意識レベルで
日本語が染みついてきたんだな
と思いました。
言語習得って大人でも
同じだと思うんですよね。
英語でも、
「夢の中、寝言で英語を
話すようになったら本物だ」
なんてよく言います。
つまり、
頭で考えずとも出てくるレベルまで
到達したということ。
娘の変化を見ていて、
「人間の可能性って
本当にすごいな〜」
とあらためて感じました。
大人になると
つい、
「もう自分は変われない…」
と思い込みがちです。
でもそれって思い込みにすぎない。
英語にしても
資格取得にしても
起業や副業にしても。
ちゃんと環境を整えて
真剣に取り組めば人は変われる。
僕自身、
29歳までサラリーマンをしていて
副業も英語も3年やって何も
全く身につかなかった人間です。
でも、
「このままじゃダメだ」
と会社を辞め
フィリピンに留学して
英語もビジネスも本気で取り組んだ結果、
たった1年で人生が大きく変わった。
結局のところ、
大事なのは“環境”なんですよね。
変わるかどうかは本人次第だけど
変われる環境に身を置けるかどうかで
結果は大きく違ってくる。
幼稚園という環境に入った娘は
たった2ヶ月で日本語を
話すようになりました。
僕自身も、崖っぷちという環境に
身を置いたからこそ
本気になれた。
「大人は変われない」
なんてことはない。
環境と覚悟があれば
人は何歳でも変われる。
そんなことを旅の途中
娘の寝言から教わった気がします。
異国の旅の最中だったので
なおさら心に響きました。
ただの寝言が僕にとっては
まるで、
「人生の深いメッセージ」
のように感じられたんです。
同時に、
ここ5年間ずっと抱えていた悩みが
ようやく本当に解けた瞬間
でもありました。
やっぱり旅は予想もしない形で
自分の内面にそっと光を当ててくれる。
立ち止まっていた自分に、
「まだまだ変われるよ」
と優しく背中を押してくれるんです。
だから僕はこれからも変化を恐れず
心が動くほうへ――
たとえ不安があっても
たとえ先が見えなくても、
自分を信じて新しい挑戦を
続けていきたいと思っています。