300年以上も前の江戸時代に書かれ
今でも沢山の人に読まれている
健康に関するロングセラー本に
『養生訓』という本がある。
この本には長生きをする秘訣が書いてあるのだが
・食欲
・性欲
・睡眠欲
・しゃべりたい欲
これらの欲を抑えることが大切らしい。
要は、
「何事もほどほどに」
これが身体、精神的な健康に良いと言うことだ。
もちろん『健康でいること』に関しても同じく
ほどほどで有るべきだろう。
ちなみに、
僕は昔からアトピー、敏感肌などの肌トラブルを
抱えていたため人一倍、健康には気を使ってきた。
ベジタリアンやビーガンをやってみたり
一日4リットルの水を飲んでみたり
自分で絞ったジュースを毎日のんだり
色々試してみたが、共通点は野菜・果物中心の
生活を送ってきたということ。
そのお陰か、アトピーや乾燥肌が治ったり
定期的に襲ってくる慢性疲労が出なくなったり
そんな感じで『健康』を追い求めてきた訳だが
度が過ぎ出てストレスが溜まり、返って不健康に
なってしまった海外旅行でのエピソードを
紹介しようと思う。
ロンドンへ行った時に
運良くビジネスクラスに乗る機会があった。
上でも書いたように、自称『健康オタク』の僕は
せっかくなので、機内食を『ベジタリアン食』に
変更することにした。
僕は別にベジタリアンという訳ではないが
海外旅行では野菜不足になるからだ。
『ベジタリアン食』と聞いて
イメージでは、肉が入っていない炒め物、スープ
パスタやリゾットなどが出て来るのかと想像した。
そして、フライト当日。
飛行機に乗り込み、ウェルカムシャンパンを飲み干し
時間通り、無事に離陸した。
その後、1時間ほどたった頃、キッチンの方から
美味しそうないい匂いがしてきた。
あらかじめ配られた、ビジネスクラスの食事の
メニューを見ると、牛肉のステーキ、魚のムニエル
などと書いてあった。
気圧の低さからか、普段よりもシャンパンの
アルコールが回り、お腹の減り具合もいい感じだ。
どんな料理が出てくるのかと、胸に期待を弾ませる。
そして、機内食が運ばれてきた。
最初に出てきたのは、生野菜スティックだった。
「前菜は野菜スティックか。」
とボリボリとかじりながら、次に出てくるであろう
美味しい料理をイメージする。
そして、お待ちかねのメインディッシュとご対面。
・
・
・
「えっ??」
プレートを見て、思わず言葉を失った。
なんと、運ばれてきたのは
『生野菜サラダ』
だった。笑
まさかの、オール『生』ベジタブル。
メニューをよく見返してみると、そこにはなんと
『Raw vegetables(生野菜)』
と書いてあった。
本当は、肉が入っていない野菜だけの炒め物やスープ
など温かい料理が含まれるメニューオーダーしたはずだった。
だが、完全に僕の見間違いで『ベジタリアンズ・野菜』
という文字にしか目がいっていなかった。
斜め横の席に座る白人の男性は、美味しそうに温かい
ステーキやスープを食べている。
そんな姿を横目に、
「失敗した。」
と生野菜をボリボリとかじりながら
後悔の気持でいっぱいになった。
正直、生野菜としては今まで食べた中で一番
美味しかったかもしれないのだが。
その後出てきた生フルーツのデザートは
美味しく頂いたのた。
だが我慢した反動で、経由地のアブダビのラウンジで
ステーキやケーキなどを沢山食べてしまった。
この時、
「何事もほどほどに」
という言葉が頭に浮かんできた。
健康を追い求めるあまり、子供の頃からの食生活
例えば、
・美味しいステーキ
・熱々のラーメン
・塩味のスナック菓子
・キンキンに冷えたコーラ
などの、体に染み付いた美味しい食べ物を
忘れることは無理だなと痛感した。
これは仕事や勉強でも同じだと思う。
今までの自分の人生観やスタイルを無視し
一気に頑張りすぎてしまい、三日坊主で辞めてしまう。
「同じことの繰り返し、いつになったら理解できるのだろう?」
という経験が、僕には何度もあるのだが
もうそろそろ頭と身体の両方で理解したいところだ。
最後に。
これで3度目になるが、
「何事もほどほどに」
という言葉を、身体をもって経験した旅での出来事だった。